暖かく保湿性のあるウールは、特に秋冬にぴったりの素材です。スローケットやコート、マフラー、セーターなどの衣類の他、カーテンや絨毯などのインテリアにも使用されています。
いまや私たちの生活に欠かせないウールですが、その特性とお手入れ方法をご存知でしょうか?MoSTウールスローケットと長くお付き合いいただくために、5つの特性とケア方法をご紹介します。
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MoST JAPAN 2021年秋冬ウールスローケットのコレクション
ウールとは、羊毛を原料とする天然繊維
ウール(wool)は羊毛を原料とする動物繊維のことです。世界中で広く使用されている天然繊維で、特に秋冬に大活躍してくれます。
ウールにはさまざまな種類があり、MoSTの2021秋冬ウールスローケットは100%ニュージーランドウールを使用しています。
ウールの特徴1:自然から生まれたウールは、暖かい
羊から刈り取られたウールは天然繊維の代表格の一つ。現代の技術では、天然繊維を合成的に再現することはできません。
ウールの最大の特徴は、その暖かさと保温性です。何百万もの微細な空気細胞を含む繊維の複雑な構造が、自然熱を閉じ込め快適な状態を実現しています。さらにウールは放湿性にも優れ、蒸れにくくサラリとした気持ちの良い肌ざわりも特徴の一つです。
特徴2:優れた吸湿性
ウールは優れた吸湿性も特性の一つです。同じ温度・湿度での水分含有量を比較する公定水分率において、綿が8.5に対してウールは16と約2倍。ウールは全ての繊維のなかでもトップの吸湿性を誇ります。
厳選されたウールは柔らかく、ふくらみがあり、上品な手触りが特徴です。さらにMoSTのウールスローケットは、見た目の厚さからは想像できないぐらい軽い仕上がりになっています。
特徴3:ウールはお肌にもやさしい
羊毛からとられるラノリンオイルは乾燥肌の救世主として、ヨーロッパでは広く化粧品に使われています。ニュージーランドの羊毛狩り職人の手は非常にスベスベできれいだということから、その美容効果の高さに注目が集まっています。
MoSTのウールスローケットは、ちくちくせず、ふんわり軽いため、小さなお子さんのお昼寝にもぴったりです。
特徴4:エシカルで持続可能な素材
ウールは生きた羊から刈り取られたり、櫛で梳かれて生まれます。このため動物に恐怖やストレスを与えません。心身ともに健やかな羊の、柔らかなエネルギーを持っています。再生可能で生分解性があり、リサイクル可能な素材です。
特徴5:オールシーズン使える利便性
「ウールは真冬の寒いなか使うもの」というイメージをお持ちではありませんか?実は、ウールはオールシーズン使える点が特徴です。
他のどの生地よりも吸放湿性が高く、湿度によって繊維が呼吸をするように伸び縮みするため、快適な衣服内環境をつくります。帯電防止と通気性にも優れていて、どんなシーンでも快適です。
MoST本社があるオランダは緯度が高く夏でも涼しいため、ウールスローケットは非常に重宝されています。
MoSTが使用するニュージーランド産のウール
いくらウールが優れた素材で、私たちの生活を豊かなものにしてくれても、その幸福が動物の苦しみの上に成り立っていたのでは意味がありません。
MoSTは動物への負荷が少ない、認可されたウールを使用することを意識しています。
ニュージーランドの羊毛生産者は、羊の飼育と毛刈りにおいて最高水準のケアを行っています。これは、National Council of Wool InterestsやShearers Associationが関与し、トレーニングや研修を行っているためです。動物の健康、福祉、栄養、羊を育てる環境など全ての面に於いて高い国家基準を設け、その遵守状況が厳しくチェックされています。
MoSTは、これらの基準を満たすウール業者や個人業者を通じて、動物に優しいウールを調達しスローケットを生産しています。
ウールスローケットのお手入れ方法
ウールは動物繊維の一種なので、主成分はタンパク質です。ホコリや食べこぼし、汚れなどがついたまま放置すると虫食いの原因になります。柔らかい毛のブラシでウールブランケットを優しくブラッシングしたり、自宅での洗濯やクリーニングなどを行い、こまめにケアして保管してください。
ご自宅で洗濯する際の注意点
- ドライクリーニングが好ましいですが、家庭で洗濯することも可能です。
- 洗濯機に搭載されているウール用の洗濯プログラム(最大30°C)と、ウール専用の洗剤を使用してください。
- 必ず冷水のサイクルで洗ってください。温水でもウールは縮みます。
- 脱水機能は使用しないでください。洗濯機の中で毛布やタオルの水気を切ってください。
- 乾燥機は使用しないでください。
- 直射日光の当たらない屋外に、形を整えながら干して下さい。しばらくしたら、毛布・スローを別の面にして、伸びないようにしてください。
ウールスローケットと長くお付き合いいただくためにも、その特性を理解し、適切なお手入れをしましょう。
ご不明な点などございましたら、お気軽にご連絡ください。