先日、オランダのカフェでコーヒーを飲んでいた時に、こんな光景を見かけました。
私の前の席に座っている女性にゆっくりと歩み寄っていく男性がいて、「Hi!」と声をかけると、胸ポケットの中から一輪の桃色の薔薇を差し出したのです。
女性が高い声で「わあ、ありがとう!」とお礼を言うと、もう一輪、白い薔薇が胸ポケットから出てきました。女性は「うれしい」と言って男性にハグをして、二人は爽やかにキッスをしました。
まるで映画のワンシーンのようで、私は全くの他人なのに心がざわついてしまいました(笑)
オランダではたまに、花束を持って自転車をこぐ男性を見かけます。ガールフレンドやパートナーへのプレゼントに花束はポピュラーなようです。
私が入居するシェアオフィスでも、ある日、流しに花束が置いてあり「これは誰の?」と聞いたところ、
「今日は僕のガールフレンドの誕生日だから、花束を買ってきたんだよ!」
と言われました。仕事が始まる前にプレゼントに花を買ってきたそうなのです。
誕生日を祝ってもらうだけでも嬉しいのに、綺麗な花束までもらったら最高ですね。ちなみに、MoSTでモデルをしているウクライナ人のオルヤにこの話をしたところ「ウクライナでは誕生日に女性に花を贈らないと、男性は怒られてしまうわよ!」と言われました。
ウクライナでは、誕生日プレゼントに花束は必須のようです。
お花のプレゼント自体も素敵ですが、自然体で愛情表現をするところはオランダ人(というより、欧州人全般?)ならではとも感じます。
仲間内で一緒にいても、恋人同士はあいさつと同じくらいの気軽さでスキンシップをしています。典型的な日本人の私にはハードルが高いのですが、恋人や家族に「あなたを大切に思っているよ」と、言葉でも態度でも惜しみなく伝えているところは見習いたいです。
言葉や態度が恥ずかしければ、手紙でもいいかもしれません。あなたにとって大切な誰かの特別な日に、愛を伝えてみてはいかがでしょう。ちなみに、身体が冷えやすい女性にスローケットのギフトもおすすめです。
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